秋の訪れとともに人気が高まるモンブラン。細くしぼり出された栗のクリームが山のように重なる姿は、洋菓子のなかでも特に印象的です。

名前は「白い山」

モンブランの名は、フランスとイタリアの国境にそびえる名峰モンブランに由来します。フランス語で「白い山」を意味し、雪をかぶった山の姿を、粉糖をふった菓子の形で写し取ったと言われています。

栗によって味が変わる

栗はとても正直な素材です。産地や加工の仕方で、香りの立ち方も甘さの質も変わります。しっかり香りの立つ栗を使うと、クリームの量を欲張らなくても満足感のある一皿になります。フランス産の栗はコクと香りが強く、モンブランの主役にふさわしい存在感があります。

土台の選び方も楽しみのひとつ

メレンゲを使えば軽やかに、スポンジならやわらかく、タルトなら香ばしく。同じ栗のクリームでも、下に何を敷くかで印象が大きく変わります。食べ比べてみると、自分の好みがはっきりしてきます。

栗のお菓子が並びはじめると、季節がひとつ進んだのだと感じます。